未来を突破する一行のつくり方

それでは、本日のSDGs道場を始めます。

「礼!」

よろしくお願いいたします!

 

ということで、本日も始まりましたSDGs道場。本日は、起業する際に最も大切な自社の“理念・ビジョン”の作り方についてお伝えします。

 

最近、痺れる本に出会いました。

 

それは、


「未来は言葉でつくられる」突破する1行の戦略


これは、元博報堂のコピーライターで、現在”TBWA\HAKUHODO”という総合広告会社に所属する細田高広氏が、2013年に出版した書籍。

 

先日創業セミナーの講師が紹介していた書籍で、ものすごく気になって、すぐさま取り寄せて一気読みしました。

 

私はこの書籍のある一文を読んだ瞬間、脳天から電撃が走り、言葉を失いました…。


クリエイティブな言葉は、広告よりも経営そのものにこそ必要だ


これは、著者が広告会社に入社して以来抱えていた問題意識から生じた考え方。この考え方に自信を持ったのは、アメリカの広告会社に出向した時だそうです。

 

著者がその時の上司に、

 

「日本ではコピーライターは、企業のメッセージや開発された商品をお客さんに伝えることがメインの仕事だ。」

「コピーライターは企業活動のアンカーと呼ばれるんだ。」

 

と伝えたところ、上司から言われた言葉。


「何を言ってるんだ。ライターはむしろ第一走者だろ。」


私はこのやりとりを読んで、しばらく放心状態に陥りました。私はここ数年コピーライティングを学んできましたが、

 

「コピーライターは商品・サービスを売る段階で活躍する人」

「最終ランナー」であり「軍師ではなく戦士」

 

そう思ってきました。

 

でも、コピーライターの役割はそれだけじゃないんですね!


ビジネスそのものの推進力となる言葉=「一行の戦略」


ビジネスを始める前の段階で、強烈な一行の戦略をつくるのにもコピーライティングが役立つんだ!

 

コピーライター=「第一走者かつ最終ランナー!」「戦士でもあり軍師でもある!」

 

そう知って、鳥肌が立ちました…。

 

新しい時代、新しい組織、新しい商品。

革新的な発想の始まりは、いつも魅力的な1行からスタートしています。

 

「女性のからだを自由にする。」(ココ・シャネル)

 

「すべてのデスクと、すべての家庭にコンピューターを。」(ビル・ゲイツ)

 

「僕たちはエンジニアじゃなくてアーティストなんだ。」(スティーブ・ジョブズ)

 

「地上でいちばん幸せな場所」(ウォルト・ディズニー)

 

「ポケットに入るラジオをつくれ。」(井深大・盛田昭夫)

 

未来を言葉にするということは、”自分の目的地を作り上げる”ということです。コピーライティングは、商品・サービスをお客様に届ける段階でも非常に有効ですが、

 

「何のために事業をやるのか?」「誰を幸せにしたいのか?」「そもそも何のために生きているのか?」

 

そんなことを考える段階、理念・ビジョンをつくる段階で、とっても役に立つんだと思いました。

この書籍には、過去の事例に加えて、「一行の戦略」をどうやって作っていくか、具体的な方法論も書かれています。

 

不確実性が高まっているVUCAの時代。

自分の中に、自分のチームに、自分の会社に、ぶれない軸をつくるのにオススメの一冊です!

 

未来を突破する一行をつくる:

https://www.diamond.co.jp/book/9784478024195.html

 

以上、本日のSDGs道場でした。

「礼!」

 

 

お読みくださり、ありがとうございました!